もし宝くじが高額当選したら、どんな人生が待っているのでしょう。
バラ色の幸せな日々をおくれると、当然誰もが思いますよね。
しかし、宝くじの高額当選者には不幸な人生を歩む人が少なくないのです。
とある統計によると
- 宝くじ高額当選者の多くは10年以内に不幸な目に
- 1等当選者の80%が借金漬けの生活を送っている
- 高額当選者の7割が自己破産をしている
- 高額当選者の95%が「当たらなければ」と後悔している
なんてデータも!
せっかくの高額当選で不幸になるなんて、夢が崩れてしまいます・・・
一体なぜなのでしょう。
なぜ?高額当選者を不幸にする大きな2つの要因
宝くじ高額当選者がなぜ不幸になるのか・・・
高額当選による不幸要因は、大きく分けて2つあります。
不幸要因1:人間関係に変化が起こる
宝くじ高額当選が周囲にバレると、人間関係に変化が出ます。
そして残念ながら、その多くは悪い変化です。
金の使い方で、家族とトラブルになったという話も少なくありません。
15万部突破のベストセラー「宝くじで1億円当たった人の末路」でも、高額当選により家族を失った男性の話が書かれています。
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また、家族だけに高額当選を打ち明けたつもりでも、噂はどこかから周ります。
- 遠い親戚から金の無心をされた
- 長く疎遠だった友人から連絡がきた
- 投資話を持ちかけられた
など、普段は付き合いのない人からの連絡が増えることも。
もちろん、全員に金銭援助をしていたらキリがありません。
「一度だけ」と言いながら、何度も援助を求めてくる人もいます。
その結果、金銭トラブルで家族や友人を失ったり、人間不信に陥ってしまうのです。
不要な金銭トラブルを避けるには、高額当選を誰にも話さないのが一番ですが・・・
大金を手にしたことを一人で抱えるのは、精神的に辛いものがあります。
- 誰かにバレるのではという不安感
- 親しい人に秘密を抱える罪悪感
などに耐えられるのかどうか・・・なかなか難しいところですね。
不幸要因2:大金が自分自身も狂わせる
突然お金持ちになった人は、上手なお金の使い方がわかりません。
まさに「金に人生を狂わされる」状態になるのです。
生活は派手になり、高級なものを身につけて高級店で豪華な食事・・・
- 今まで付き合っていた友人を下に見る
- 気が大きくなって愛人をつくる
など、今までの人間関係では満足できなくなるかもしれません。
金持ちの交友関係を広げ、より金銭感覚が麻痺させてしまう人もいます。
そして、大金を手にしたからと仕事を辞めてしまう人も・・・
仕事を辞めても、当選金でうまく生活できるのなら問題ありません。
しかし、中には・・・
- 事業を始めて失敗する
- 投資話で大損して当選金を使い果たす
など、転落の道を辿ってしまう人もいるのです。
当選金が0になるだけならまだしも、金銭感覚が麻痺したまま戻らずに借金漬けの生活になり、結果自己破産・・・
そんなことになるなら、確かに「宝くじに当たらなければ良かった」と願ってしまいますね。
実際に起きた!「岩手宝くじ殺人事件」
金銭目的による宝くじ高額当選者の殺人事件は、世界各国で発生しています。
そして、それは日本でも・・・
2008年10月22日、約3年半前に失踪していた岩手県出身のA子さん(当時42才)が遺体となって発見されました。
そしてA子さんは、行方不明になる前年の「サマージャンボ宝くじ」で1等2億円を当てた高額当選者だったのです。
犯人は、当時交際していた男性(当時51才)。
この男性は、家族や友人に高額当選を隠していたA子さんが、唯一高額当選を打ち明けた人物だったのです。
それだけ男性を信頼していたということでしょう。
A子さんと男性は銀行で当選金を一緒に換金し、そのうち数千万円を男性の口座に複数に分けて振り込んでいたそうです。
当時男性は結婚しており、バツイチのA子さんとは不倫関係。
男性は約9000万円をA子さんから受け取り、そのうちの数千万円を2人の新居購入資金にする約束をしていました。
ところが、男性は新居用の住宅を購入しておらず、その事をA子さんに詰め寄られ・・・
A子さんの首をロープで絞めて殺害したのです。
そして、A子さんは男性の知人から借りていた建物の花壇に埋められました。
憧れの高額当選を果たし、好きな男性と幸せな生活を送る事を夢見ていたA子さん。
その夢は、あまりにも身勝手な犯行により幕を閉じてしまったのです。
たった一人、「心から信頼できる」と思っていた人に話してしまったばかりに・・・
まとめ
宝くじに高額当選したら、待っているはずの幸せ・・・
それが悲惨な結末を迎えるなんて、あまりにも悲しすぎますよね。
「自分だけは大丈夫!」
そう自信をもつのではなく、「自分も危ないかもしれない」と危機感を忘れないことが大切です。